Friday 31 August 2012

予想外。

皆様、モイ。
よしこです。

今日は朝から予想外の事態に遭遇して、一人で汗をかきました。。。疲。


ツアーに限らずお仕事は何でもそうだと思いますが、「予想外を予想できる(=動じない)」というのは意外に大切なスキルです。ツアーでは大切なお客様をご案内しているわけですから、予想外のことが起きてご案内役の自分が「わわわー!」となっていたら困ってしまいますもんね。

予想外の事態に遭遇した時に落ち着いて次の案を考えるというのは、慣れるとなかなか楽しい作業です。
「ははあ、こうきたのね、今回は。」と挑む感覚ですかね。
(↑本当は計画通りにきちんとご案内できるのがベストなのですけれど。)


マイスオミでお客様をご案内させていただいた経験のおかげで、手配であれご案内であれお仕事中慌てることは滅多になくなりました。

でも、一人で何かに熱中している時に予想外の事態に遭遇すると別人のように慌ててしまうのですよ。
滅多に起こらないソレが、今朝起きてしまいました・・。恥。


のんきなこの性格でも、慌てる時は慌てるんですねえ。
(すでに他人事のように言っている時点で、のんきですね。苦笑。)


鍛錬が足りません。



・・・。
今日は戒めなのか何なのか分からない記事になってしまいました。
こういう日もありますね。






今日のお写真は、昨日宣言をしていたバーでパチリ。


図書館のお隣にある、本がたくさん並んだお店でした。



賑やかな金曜日に比べると、木曜日は静か。
本や新聞片手にゆっくり一人で飲む人や、お友達と軽く一杯という人が多めでリラックスできます。



皆様、今週もお疲れ様でした。
充実した週末をお過ごしください。


Thursday 30 August 2012

呪縛。

皆様、モイ。
よしこです。


いやあ。
今日もあっという間に時間が過ぎてしまいました。

やりたい事のリストが残ったままで日付を更新・・というのが最近続いてしまっています。
う〜ん。もう少し上手に時間を使いたいものです。


しかも今日は8月30日ですからね。
子供の頃の習慣(?)が体内に残っているのか、今日、明日あたりは日付を確認するだけで焦ります。

「宿題終わってない!汗。」

という例の呪縛、ですね。苦笑。

やりたい事のリストを前に、あの頃の記憶が蘇って一人で慌てています。笑。





今日はギリギリまで頑張って、ご褒美に飲みに行くことにします。


最近気に入っている近所のバーで撮った一枚を。





この間見つけたこのバーも、なかなか良さそうな感じです。





いやあ、大人になるって素敵なことですね。
あの頃は宿題が終わってもバーに行けませんでしたからね。。。笑。

Tuesday 28 August 2012

旅先からのカード。

皆様、モイ。
よしこです。

旅に出る時、皆さんは旅先からカードを送りますか?
一人旅なら、ゆっくり自分の時間を使って誰かにメッセージを書く事もできますね。
ご夫婦やお友達との旅なら、ホテルやアパートメントでほっと一息つく時間に一緒に文面を考えるのも楽しそうですね。


昨日、今日と偶然にも連続して旅先からのカードが届きました。
一枚目のカードは、シチリアを旅していた友人夫婦から。潮の香りがしそうな真っ青の海が迫る写真に、幸せそうな二人の言葉が添えられていました。

二枚目のカードは、フィンランド国内を旅していた友人カップルから。
友人によく似た(?)男性の後ろ姿を写した30年代の風景写真に、冗談を交えた文章が・・。二人の楽しそうな様子が思い浮かぶようでした。




カードなのでスペース的に長い文章は書けませんし、そもそも旅先の時間は貴重なので自然にさらっと書ける内容になりますね。でも、↑のカードを受け取った時の感動といったら言葉にできないくらいでした。


旅先で自分のことを思い浮かべてくれたという事実から、相手の気遣いが伝わってきます。
「相手が幸せそうで良かったなあ。」という気持ちと、「私は幸せだなあ。」という気持ちで心が一杯になりました。友人夫妻、カップルに感謝です。



私もどこかに旅に出て、カフェかどこかでゆっくりカードが書きたいなあ、と想像中です。笑。


Monday 27 August 2012

住みたい。

皆様、モイ。
よしこです。

朝から雨がゴーゴー(ザーザーを超えてゴーゴーだったのですよ。)降ったと思ったら、どんより曇り空へ。お昼過ぎに青空が顔を出したと思ったら、またもや暗い雲が街の上を行き交っています。

なんでしょうね、今日は。
機嫌が悪いですね、空。


私は空の顔色をうかがってコソコソしているうちに今日が過ぎました。
「降りそうかな。。」と思えば、予定より早くても移動、移動。
「降った!」となったら、地下に潜って次の目的地へ移動、移動。

なんだかいつもより疲れました。。。苦笑。



昨日の夕方までは気持ち良い青空だったのですけれどね。
お散歩中に撮影したお写真をご紹介してみますね。


こんなお家や、



こんなお家があるエリアがあるんですよ。ヘルシンキにも。




「いいなあ。住みたいなあ。」と呪文のように繰り返しながらウロチョロしていました。笑。



Friday 24 August 2012

朝どら。

皆様、モイ。
よしこです。

今日の朝は、久しぶりに贅沢な時間を過ごせました。




どら焼きです。
丁寧に淹れたコーヒーと一緒に朝ご飯としていただきました。





このまるっとした形、艶、柔らかい食感。甘さ。
どこを取っても幸せな食べ物ですねえ。
新聞を読みながら済ませることも多い朝ご飯の時間ですが、今日は特別。ゆっくり静かに朝の時間を楽しむことができました。


フィンランドにも、どら焼きって売っているんですよ。
って、もちろん嘘ですよ。笑。


この幸せなどら焼きはいただきものです。
大分県別府市のお菓子屋さん、茶郎本舗さんの「朝どら」というどら焼きでした。
「この幸せな気持ちを、今度は別の方に届けられるように私もがんばらないと!」と朝から力が出ました。



どら焼きで思い出しのですけれど、あんこに使用される小豆はフィンランドでもAzukipapuとして販売されています。(「papu」は豆を意味します。)
通称というニュアンスではpunapapu(puna=赤い)でも通じることがあります。
いずれにしても一般的な食材ではないので、よほど日本が好きな方で無い限りは説明しないといけません。

説明する時にいつもぶつかる壁は、「あんこが甘いものである」という認識の難しさです。
「豆はスープなどの料理に使うもの」という認識が前提になっているフィンランドの方に、「punapapuを甘く煮たのがankoっていうのよ〜。」と言っても「ううぇ・・。やだ。」となってしまうことがほとんど。どれだけ美味しいかが全く伝えられません。


こちらでオートミール粥なんかに甘いソースをかけて食べる習慣が、日本の方には通じにくいというのと似ていますかねえ。非常にもったいなく感じます。



このどら焼きを分けてあげたなら、フィンランド人の認識も少しは変わりますかね。
次に友人に会うまでにどら焼きが残っているかどうか怪しいですが。。。
(先ほど幸せを届けられるように、なんて言っていながらずるいですねえ。苦笑。)



良い週末をお過ごしください。



Thursday 23 August 2012

暗。白。

皆様、モイ。
よしこです。

ここ最近は秋の終わりから冬にかけての旅のご相談をいただくことが多くなっています。
私の頭の中には、ケースによって10月から来年1月くらいまでのヘルシンキ、ロヴァニエミ、サーリセルカなどの景色がぐるぐるしている状態です。笑。

10月あたりは関東地方の冬の始まりと同じような気温。
気候的には雨の多い秋を抜け、少しずつ冬に向かって空気が冷たくなっていきます。暗さも増して、街の灯りがロマンティックに見えるのもこの頃ですね。

限られた光を感じながら、静かに旅する北欧。
これはもうヘルシンキの出番です。笑。港町を満喫していただくプランが浮かびます。


クリスマスが近づくと、雰囲気があるのはやっぱりラップランド。
ヘルシンキから寝台列車で朝到着できるロヴァニエミは、ラップランドの玄関口として外せない街です。

真っ白な街ではサンタクロースやトナカイなど、絵本の中のような出来事に遭遇できます。雪がぼんやりと光る夜には、黒い空にオーロラが輝くかもしれません。恋人同士やご夫婦でこんな夢のある世界に浸るのも良いですよねえ。

翻って真っ白な昼間の景色も、素敵です。
一日中雪と遊んだ後は、ホテルではなくコテージで家族だけでぬくぬく・・というのも捨て難い。特にコテージは街から少し距離があるので本当に同行の方だけの時間を過ごしていただけます。



暗くなったり、白くなったり、頭の中は大忙しですが、気持ちは弾みます。
クリスマス前後のラップランドは宿泊等かなり混み合いますので、ご検討中の方はできるだけ早く動かれた方が安全です。(すでにロヴァニエミではどのホテルも満室という日程が出て来ています。)



と、夢中で書いてしまいましたが・・。
こうして頭の中で「う〜ん、う〜ん。」とプランをしながらパッと外を見ると、ギョッとしてしまいます。窓の外はまだ秋のはじまりだからです。笑。

冬頃には夏の爽やかなヘルシンキを思い浮かべているのでしょうかね、私は。笑。



今日のお写真は、先取りせずに今の季節を感じていただけるようなものを選びました。

森の緑と、


ピンクのお花。



青い空と透き通った水。




秋も楽しまないとですね。






Wednesday 22 August 2012

食べるお祭り。

皆様、モイ。
よしこです。

先週の土曜日、19日はラヴィントラパイヴァ(ravintol päivä)でしたね。
日本語では正式に「レストランデイ」というようです。

キャッチコピーは「Ruokakarnevaali jona kuka tahansa voi perustaa ravintolan päiväksi」。
=「誰でもどこでも一日だけレストランができるフードカーニバル」。

簡単な登録をすると、誰でも自分のレストランやカフェをオープンすることができる特別な一日です。
道ばたや公園にお店を出してもよし。自分の家の一室をレストランにしてもよし。
窓からかごを使って売る人もいます。アイデア次第でどんな楽しみ方もできる無限のお祭りです。


昨年春にフィンランドで生まれたこのお祭りは今回で6回目の開催。
国内でも各都市に広がっていますが、世界にも波及しているそうです。ということで、日本でも正式に「レストランデイ」として上陸したようですね。(まだ出店する方は少ないようですが。。。)


今回は私の友人がお好み焼きとハンバーガーのお店(?)を出店するということで、お食事に行ってきました。

アート&デザイン関係のグループで出店ということで、なんだか看板もスタイリッシュ。笑。



「OKONOMIYAKI」の文字にテンションが上がります!
ソース!ソース!ソース食べたい!笑。

入ってみると、スタジオ兼ギャラリーの空間にテーブルが並んでいました。
良い感じです。




気になるお好み焼きですが。。



美味!チーズのせいかコクもあって、唸りました。笑。
付け合わせに出て来たキムチも手作りでおいしかったです。


お好み焼き職人さんとハンバーガーマスター(?)の厨房は小窓からチラッと見えました。
さすがお祭り。てんてこ舞いの彼らもやっぱり笑顔でした。笑。





お店の片隅には「ベリービュッフェ」というアイデアで色々なベリーが置いてありました。
かわいい!





レストランデイの原則は、「売り切れたらお店終了」。
きっとあのお店はかなり早く店じまいだったのではないかなと思います。


ちなみにお好み焼きの後には、夕ご飯代わりにメキシカンを公園からテイクアウト。




スパイシーな豚とお豆、お米がトルティーヤに包まれていて、これまた美味でした。


「メキシコってどんな所なんだろう。。。」と想像も膨らみます。


この時ふと思い出したのは、子供の頃の記憶です。
外国語大学に通う従兄弟を訪ねて学園祭に遊びに行った私は、あちこちの屋台から香るいろいろなスパイスに胸を踊らせたのでした。笑。その時いただいたお食事よりも、「こんな香りのするご飯を食べている人が居るのか。」という無限の想像が強く記憶に残っています。
レストランデイのワクワクする気持ちは、これにとってもよく似ています。


お腹いっぱいのレストランデイ。
私にとっては完全に食べるお祭りでしたが、大満足でした。





次回のレストランデイは11月17日。
どこの国のどんなお料理が食べられるか楽しみですねえ。ほほ。
(「ヨシコも出店すれば?」と周りから言われているにも関わらず、食べる方に関心が向いてしまう私です。苦笑。)





〈オマケ〉

日本でレストランデイに参加してほしい人NO.1は、やっぱり母です。
母の器で母の手料理を出してくれるレストラン・・。一日だけでもオープンしてくれると素敵だなあ、とこれまた想像が膨らみます。笑。



Tuesday 21 August 2012

お誕生日ボーイへのプレゼント。

皆様、モイ。
よしこです。

昨日ご紹介した『もののけ姫』の映画ピクニック。
実はその後に友人のお誕生日パーティーがありました。

今回はキリが良いお誕生日(20歳、30歳、40歳、、、70歳など)ではなかったのでお誘いもシンプル。
メールで「このバーに居るのでいつでも来てね〜。」と。


自分でお誕生日のお祝いをセッティングすることの多いフィンランド。
あくまで私自身の感覚ですが、コレ、とっても違和感があります。笑。周りの人がこうして誘ってくれるのはとても嬉しいですが、私自身は自分の誕生日のことを沈黙してしまうタイプです。苦笑。

話を戻して、お誕生日。
晴れてお誕生日ボーイとなった友人は8月18日で29歳!
「おめでたや、おめでたや♪」ということで当然プレゼントも持って映画に出かけたのですが、残念すぎることに頭の中がもののけ姫でいっぱいになってしまった私はどうしても「わ〜い、わ〜い♪」というパーティーに参加することができなかったのです。。。涙。


自分でも情けない気持ちになりながら友人に電話。

よ「今、もののけ姫で頭がいっぱいでちょっと行けないんだけど。ごめんね。」

友「??もののけ?大丈夫?いいよ〜。また今度ね。お誕生日おめでとう!」

よ「うん。ありがとう。」


よく考えると会話がおかしいですよね。「ありがとう」って私。何ていう返事でしょう。
「お誕生日おめでとう」は私が言わなければいけない言葉だったはず。心ここにあらずな私と酔っぱらいな友人では会話がすれ違っても何ら支障はないのでした。苦笑。


お誕生日ボーイの友人のために用意したプレゼントはコレでした。



1950年に創刊以来、毎年「何が(Mitä)」「どこで(Missä)」「いつ(Milloin)」起こったかが記録してある本なのです。文化、スポーツから政治、科学技術、生活習慣までとにかくあらゆる分野を網羅してあるので、ただ読んでいても面白いのですよ。

当時の切手が紹介されていたりして、こういうディテールも好みです。




今年の夏に蚤の市で見つけた1983年バージョンは、彼の生まれた年に出版されたものということで選んだのです。

(当たり前ですが、発刊年が1983年ということは1983年の出来事が記載されているわけではなく、その前の年のことがまとめてあるのですけれどね。。。ほほ。細かいことは気にせず、です。笑。)


週末が明けてからお祝いを言いに行った時に無事に渡せました。
喜んでくれて、私も嬉しかったです。


お誕生日ボーイの29歳が、充実した年になりますように。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

↑の私ではないですが、「フィンランド語を勉強している友人に生まれ年のコレをプレゼントしたい!」とか、「私自身の生まれた当時のフィンランドのことを読んでみたい!」なんていう気持ちになった方は是非フィンランドにお越しの際に蚤の市で探してみてくださいね。

フィンランドにお越しいただく予定がすぐにはない方は、ご連絡いただければお探しします。
yoshiko@officeutano.fiまでお気軽にご連絡ください!


Monday 20 August 2012

特別な時間。

皆様、モイ。
よしこです。

こちらでもご紹介していた屋外での映画鑑賞。先週土曜日の夜に行ってきました。
現在進行中のイベント、ヘルシンキ・ウィークの一環として行われた映画ピクニックは、その名の通り芝生に座りながら屋外スクリーンで映画を観る楽しい企画でした。

土曜日に上映されたのは『Prinsessa Mononoke(もののけ姫)』。
以前日本で観たことがあるものの、やっぱり楽しみでした。


スタートに合わせて21時半に会場へ。。。
ちょうど暗くなり始めたところでした。



スクリーンの正面にまわってみてびっくり。会場の芝生はすごい人でした。



みんな張り切って準備している様子で、気分も盛り上がります。笑。




ちなみに、会場は現代美術館キアズマ(Kiasma)の北側に広がる芝生でした。
ちょうどミュージックハウス(Musiikkitalo)のお隣ですね。

夜のキアズマ、綺麗です。



映画が始まるまではおつまみとワインできゃっきゃっ言っていた私ですが、実際上映が始まると完全にのめり込んでしまいました。友人が私の電話で写真を撮っていたのも気がつかないほど。。。





主催者の挨拶でこの作品が15年も前に作られたことを知ってびっくりしました。
古い感じがまったくせず、以前観た時とはまた別の発見があったように思います。


それにしても。。。
人間と自然の関係について考えさせられるこの映画。
前回観た時(おそらく15年程前)には「自然の脅威」として連想した災害がありました。今回映画を観て私の頭に浮かんだのは別の災害でした。
災害が繰り返し起こってしまう現実が何よりも胸に迫り、悲しく、恐ろしく思いました。



ジブリ映画も過去に数本上映されていてファンも多いフィンランド。
今回集まっていた観客も、映画にのめり込んでいる様子が伝わってきました。

自然に神を見出すという点では少し似た歴史を持つフィンランドと日本。
例えばフィンランドでは「湖の神(Ahti)」「森の神(Tapio)」などという存在が神話として伝えられています。今でも象徴として大切にされている熊も、神聖な存在として語り継がれた存在です。

フィンランドの人たちには、映画の内容がどのように伝わったのか非常に興味があります。



映画が終わったのはちょうど24時。
コットンセーターにストールを持っただけで行った私は、くしゃみが止まらないほどの寒さに。。。ストールぐるぐる巻きでしたが、頬にあたるのはもう秋のサラサラした風。なんだか清らかな気持ちに包まれました。

特別な夜でした。

Friday 17 August 2012

レシピ:キャラメルソース

皆様、モイ。
よしこです。

突然ですが、質問です。
キャラメルソースって市販のものを使います?
手作りします?

日本に居たころ、私の日常にキャラメルソースは登場しませんでした。
カフェなんかでデザートを食べると出てくるくらいでしたかねえ。

そんな事情もあって、フィンランドで生活を始めてからデザートのテーブルに頻繁に登場するキャラメルソースに開眼しました。笑。温かいソースがたっぷりと入った器がテーブルにあるだけで、なんだか幸せな気持ちが増すような気がしたのです。

テーブルに並んでいるのがいつも目にするフルーツでも、シンプルなバニラアイスでも、シフォンケーキでも、ソースがあるだけでいっぺんに特別なデザートの時間になるようで、今ではキャラメルソースが好きです。

このキャラメルソース、私は↓の分量で作っています。

材料(完成量デザートテーブルに出す1回分):
生クリーム 2デシリットル
砂糖    2デシリットル ※ブラウンシュガーだと尚よし。
バター   大さじ1


作り方:
1)砂糖を火にかけ溶けて飴色になるまで混ぜ続ける。(焦げる直前くらいが私の好みです。)
2)生クリームを一度に加え、軽い沸騰が続く状態で5分ほど火を入れる。
3)バターを入れて仕上げる。


2の加熱時間を長くするとそれだけソースが濃く固めになります。
お好みの固さに合わせて時間を調整していただくとよりおいしくなると思います。


手作りで作られる方でも分量の割合なんかはそれぞれ違うと思います。
「私のはこうですよ。」というレシピがあれば、是非教えていただきたいです。



先日森でブルーベリーを摘んだ日に、早速バニラアイスクリームとブルーベリーをいただきました。
熱々のキャラメルソースをアイスクリームにかけて・・。




「ふふふ。」とスプーンですくってみると、キャラメルがアイスクリームの温度でパリパリになっていました。いつものトロリではなかったので一瞬怯みました(?)が、これはこれでおいしかったです。

キャラメルソースって、リンゴンベリーにかけてもおいしいんですよね。
ほほ。秋が楽しみです。



Thursday 16 August 2012

きっぱり。

皆様、モイ。
よしこです。

日本語を話すフィンランド人の友人との会話は、時と場所によりフィンランド語と日本語が混ざってしまいます。興奮したり酔っぱらったりすると英語まで混ざってしまって、端から耳にするとさぞ乱れた言葉遣いに聞こえるだろうと思います。(反省)

ちょうど先日↑の話になったので、試しに日替わりで言葉を決めることにしました。「今日は日本語の日」、「今日はフィンランド語の日」という感じですね。


ある「フィンランド語の日」のこと。
ランチを一緒に食べ終わり、テーブルを立とうとする私たちに沈黙が訪れました。

よ 「・・。」

友 「・・。?」

しーんとしたままテーブルを立ち、また会話を続けましたがなんだかおかしい。


よく考えると、「ごちそうさま〜。」が無かったのですね。
もっとよく振り返ると、私たちは何語で会話をしていても食事の終わりは「ごちそうさま〜。」と締めくくっていたのでした。


「日本語なし!」と意気込んだ結果に飲み込まれた「ごちそうさま」の言葉は、代わりがいない存在だったようです。


フィンランド語では、お食事の終わりも「キートス(Kiitos:ありがとう)」で締めくくることがほとんどです。非常に教科書的なフレーズですが、一緒に食事をした相手に向かうのであれば「キートス セウラスタ(Kiitos seurasta.:共に時間を過ごしてくれてありがとう)」と言うこともあります。食事を用意してくれた人やお店に言うのであれば「キートス ルオアスタ(Kiitos ruoasta.:お食事をありがとう)」と言うこともあります。


う〜ん。
どれも「ごちそうさま」とは微妙にズレがあるのですよねえ。
結局私たちが辿り着くのは、「ごちそうさま」であったのもこうしたズレによるものだったと思います。



作ってくれた人、お食事を共にしてくれた人、食材を育ててくれた人、食材が育った環境自体・・。
「ごちそうさま」で伝えられる感謝の気持ちは幅が広いです。奥が深い言葉ですねえ。

日本語はすごい言葉だと改めて思いました。





同じ言葉繋がりですが、日本語とフィンランド語には発音が似通った言葉が多々あります。

私が大好きなくまモン(@55_kumamon)がツイッター上で紹介していた「あつい!」=「Kuumaa!(クーマー:フィンランド語で暑いの意)」=「熊」という言葉には思わずポンと膝をたたいてしまいました。笑。

私も今朝見つけたのですよ、そんな言葉を。


Kippariはチーズの商品名なのですが、そのまま「キッパリ」と読みます。
※フィンランド語のキッパリは「キ」にアクセントがつきます。

日本語でもありますね、「きっぱり」。
なんだか面白いなあと嬉しくなりました。笑。

ちなみに、Kippariはスモークチーズのスライスです。




こんな感じでパンにのせて食べるとおいしいのです。

Wednesday 15 August 2012

支えてもらって。

皆様、モイ。
よしこです。

気づけば、もう夕方です。
本当にあっという間の一日でした。。。


色々と状況が重なったからか、今日は改めて「自分は自分一人で生きているわけではないのだなあ。」と気づかされました。

家族が居て、友人が居て、そんな周りの人達に作ってもらった環境に身を置かせてもらって、生かされているという事実をつい忘れてしまう瞬間があります。

自分の前だけに壁があるように感じたり。
自分の努力で前に進んだと喜んだり。


考え方によっては↑も真なのでしょうけれど、今日の私にとってはこれはやはり偽のように感じられます。


おいしいものをおいしいと感じながら食べられること。
興味のあることに挑戦できること。
挑戦の結果に一喜一憂できること。
難しいことに出会ってもがくこと。

あらゆることは自分を支えてくれる数多の存在があってこその恵みだということを心の中で確認しました。



そう思うと目の前の一分一秒の貴重さが突然鮮やかに感じられます。
今日が飛ぶように過ぎてしまったことが少し悔やまれますが、明日はこの悔やむ気持ちの分も周囲に感謝の気持ちを持って過ごそうと思います。


・・。
なんだか文章にすると、随分カタいですねえ。
劇的なことが起こったわけではなく、小さな気づきが重なった結果こう思っただけなのですが。。。
たまには、こういう記事もありということで。


今日のお写真は、先日感動した森での一枚を。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

昨日突然思いついたベリーのクイズ!

【問題】
フィンランド全土で、ブルーベリー、リンゴンベリーはそれぞれ1年間にどのくらいの量育つでしょうか?

【正解】
ブルーベリーは2億キロ、リンゴンベリーは3億キロです。
もちろん年によってこの平均値の上下はあります。

このうち、人々が摘む量は約10%だそうです。
これを読んで「もったいない!もっと摘みに行かないと!」と思ってしまった私は貧乏性丸出しです。苦笑。

今日ちょうどこの新聞記事についてお話した方によると、森のためにも動物達のためにもこの量で適正だとか。残りの半分を動物達が食べ、半分は森の土へと還るのが理想的だという説もあるんですって。ちゃんとみんなでバランスを取っているのですね。すごい。



【おまけ】
コメントで回答をくださった方は、ほぼ正解という惜しい結果に。。。
おいしいものクイズ、また思いつきでやりたいと思います。笑。




〈参照記事:Helsingin Sanomat D1 "Tiede", Tiistaina 14. Elokuuta 2012〉





Tuesday 14 August 2012

熊はブルーベリーを食べる?【クイズあり〼】

皆様、モイ。
よしこです。

今朝の新聞に面白い記事がありました。
ブルーベリー(mustikka:ムスティッカ)とリンゴンベリー(puolukka:プオルッカ)について、色々な角度からの解説がありました。

私の興味を引いたのは熊のお話。

「熊は1日にどのくらいブルーベリーを食べるのでしょうか?」

⇒ブルーベリーのシーズンには数十キロも食べるそうです!
ブルーベリーに含まれるエネルギーを脂肪として蓄え冬に備えているとのこと。(リンゴンベリーなど他のベリーも食べるそうです。)


すごいですね。あの小さな粒を思うと、熊もお食事になかなか忙しいなあと気が遠くなります。笑。



「熊がブルーベリーを食べる時には、実を選り分けるのでしょうか、それとも枝ごと食べるのでしょうか?」

⇒手の力を借り、基本的に実だけを口で選り分けて食べるのだそうです。(口を使って摘んでいるようなイメージですね。)


熊ってすごく器用なのですね。てっきり葉っぱごと食べるのかと思っていました。



フィンランドに育つベリーの量などについても解説がありましたよ。
フィンランド全土ではブルーベリー、リンゴンベリーが1年間にそれぞれどれくらい育っているかご存知ですか?

これは明日の記事で正解を発表することにしましょう。いひひ。

「分かった!」という方がいらっしゃいましたら、コメント欄やツイッターなどで回答をお寄せください。正解された方にはささやかながらフィンランドの美味しいものでもお送りしますね。回答期限は明日の更新までです。

ヒント1:大量です。(←ヒントになっていないですね。苦笑。)

ヒント2:それぞれ単位は「キロ」です。(←当たり前ですね。)


突然思いつきでクイズにしてしまいましたが、果たしてこれを読んでくださっている方がどれくらいいらっしゃるのか・・。汗。お盆ですしね。



今日のお写真は先日の森から、


ブルーベリーと、




リンゴンベリーです。




リンゴンベリーはまだシーズンになっていないので、色が薄いですね。
早く赤くな〜れ〜。



〈参照記事:Helsingin Sanomat D1 "Tiede", Tiistaina 14. Elokuuta 2012〉




Monday 13 August 2012

昨日の収穫。

皆様、モイ。
よしこです。

ツイッターでも少し呟いたのですが、昨日は朝から森に出かけました。
こちらで書いていたように「カンタレッリを買うより、採りたい!」と家計を慮る(?)気持ちもなかったわけではありませんが、本音ではちょっと一息つきたかったのです。

ヘルシンキの街中に居ても特別急かされているわけではないのですが、街の生活は何もしていなくても音に溢れています。ロンドンオリンピックの興奮も、バーやクラブに聴きに行く音楽も、友人達との日々の会話も、通りを行く人々のカラフルな洋服も、心地よい刺激として私の中に入り、体の一部として堆積してくれています。

でも。
刺激が続きすぎると堆積量に限界が来るようです。心が静寂を求めるのですね。
「今こそ、森だわ。」と思い立ち、出発したわけです。

森に到着後はこちらから一方的に呟くことのできるツイッターで一言、二言呟いた後、完全に風の音と緑の中に紛れました。


出発の宣言にパチリ。笑。

バスケットが大きすぎですかね?きのこを採る気満々だったので。


森からの歓迎のように、入ってすぐに見つけたヘルックタッティ(herkkutatti:ポルチーニ)。


首を傾げているように見えますね。笑。
まだ子供でしたが、迷わずありがたくバスケットへ。


↑が大きくなった姿にも遭遇しました。


これは双子のようでした。片方は弱っていたので森に残してきましたが、元気なひとりを収穫!


他に、例のカンタレッリ(kantarelli)も見つかりました。(ピントが合っていないですね。。。苦笑。)


緑一色の中では、この黄色がお花のように鮮やかに見えます。


根気が足りず少しでしたが、帰り道にはブルーベリー(mustikka)も採りました。



お昼を挟んでウロウロ森を歩き回って、帰ったのは夕方でした。
新聞紙に収穫を広げて、丁寧に汚れを落として・・。





「満足、満足。」

目に見えない収穫も、心にたっぷり貰って帰ってきたような気がします。
今日からの新しい1週間を清々しい気持ちで迎えられました。

森に感謝です。



Friday 10 August 2012

負けました。

皆様、モイ。
よしこです。

昨日あんなことを言っていたにも関わらず、早速今日から長袖でした。苦笑。

正確には半袖のコットンセーターを着た上に長袖のコットンカーディガンを重ね着。
足元はまだつっかけ的なものでも大丈夫なのですが、半袖はすでに期限切れのようです。

街行くお姉さん達もショートパンツにサンダルで、上はレザージャケットだったり。
踝丈のパンツにパンプスで足首は出していながらも、首もとにはストールを巻いていたり。

いよいよ来たか、という感じですね。秋。


↓今日撮影した街です。大聖堂の白さも落ち着いて見えますね。



↓これは昨日の街角です。





明るさの種類というかなんというか、感覚的に「ああ、昨日とは違うなあ。」と感じました。
光が変わると見える色も変わりますからね。これから秋の色合いが加速していくことでしょう。


日本は暑さも最高潮でしょうか。
楽しい週末をお過ごしください。

Thursday 9 August 2012

気づけば・・。

皆様、モイ。
よしこです。


昨日の新聞(ヘルシンギンサノマット紙)にも出ていました。先週もご紹介した毎週恒例のコレです。



ブルーベリーはほぼ横ばいで値が下がりませんが、今週から新しくきのこが登場。
カンタレッリ(Kantarelli)です。この記事でお夜食に食べたきのこがちょうどカンタレッリでした。



見えますかね?1リットルあたり7€というお値段です。
季節の味ですからねえ。「高いかなあ。」と思っても買ってしまうのですよね。笑。

森へ採りに行けばタダなんですけどね。
今週末にも行きますかねえ。。。



きのこのせいというわけではないですが、なんだか秋がもうすぐそこまで来ているのだなあと日々感じます。

今日も近所の公園の近くを歩いていると、なんだか雰囲気が違う気がしました。
芝生やドッグヤード、ベンチ・・。じっくり見渡してやっと気がつきましたが、夏の間に芝生に寝そべっていた人たちがすっきりと居なくなっていたのでした。


太陽が昇る時間帯には必ず数カ所に見えた日焼け中の人たち。
のんびり読書をしたり、電話でお話したり。
あの人たちも、もう日常に戻ったのでしょうかね。


気づけば来週からは学校も新学期がスタートです。
お店では文房具やらリュック(フィンランドにはランドセルがありません)売り場が張り切っていますしね。


こうやってだんだん季節が移り変わっていくのでしょうかね。
はあ。夏の終わりは、他の季節に比べて終わりが少し寂しい気がします。


「もう無理!」となるまでは、意地でも半袖を着続けたいと思います。
(↑誰に対する意地なのか意味不明ですね。苦笑。ほほ。)




Wednesday 8 August 2012

一本のお電話。

皆様、モイ。
よしこです。

先日、朝からじーんとくる出来事がありました。
きっかけは日本からの一本のお電話です。


夏の終わりを目指して動いていたあるプロジェクトが、秋頃に延期になったというお知らせでした。

文章だけで表すと「じーん」とくるどころか悲しいお知らせなのですが、お電話をくださった方の気持ちがこの事実にのって私の元に届いたのです。

詳細は省きますが、お電話くださった方の本意ではない延期決定でした。その上、私がこの延期に対して気分を害しているのでは?と事実と異なる予想をなさっていたようです。

もちろんプロジェクトの実施を楽しみにしていたので残念なのは事実ですが、たくさんの人が関わる物事において延期や中止などは仕方のないこと。当然気分を害することもありません。



なぜもともと波立っていなかった私の心が「じーん」としたのか。

時差や通話料を考えてもフィンランドまでお電話いただくには一手間がかかります。この手間をかけてでも直接お話する機会をくださった相手の方の気持ちがよく分かったからです。

もっと想像すると、「怒っているかも。」という相手に対して電話をかけるのは勇気が要ることですよね?勘違いとはいえ、そういう状況でメールより電話と判断なさった相手の方の姿勢に心を打たれたのです。


こちらは事務所の営業を始めた直後で朝の時間帯。日本はもう午後でした。

「朝早くに恐縮です。」

と添えていただいたお言葉も、さりげない一言でしたが電話の向こうの優しさが見えるようでした。感動しました。




私はこういう心遣いができているかな?と自分に問い、勉強させていただきました。

オフィスウタノへのお見積もりのお問い合わせも今はメールを中心にいただいていますが、将来的にはお電話でもスムーズにご連絡いただけるようなシステムを作りたいと思っています。


物理的にはプラスになることは起きていないのに、心はたくさんのプラスで満たされた朝でした。




↑の「じーん」にはほど遠いですが、最近気に入った空を撮りためていたのでご紹介します。私にとってはこういう風景を眺めることも心のプラスになります。皆様にとっても心のプラスになるでしょうか?













今の時期は青空にモクモクとした雲が広がることが多く、少し日本の夏が懐かしくなります。


Tuesday 7 August 2012

The Five Corners Quintetと東京で遭遇。

皆様、モイ。
よしこです。
今日は振り返りというか、思い出しブログです。


昨日のツイッターでのやり取りをきっかけに私の脳内は昨夜からThe Five Corners Quintetのエンドレスリピート状態。

ファイブコーナーズはフィンランドのジャズバンド。私の神であるドラマーのテッポ・マキュネン(Teppo Mäkynen)の他、サックス奏者ティモ・ラッシー(Timo Lassy)、トランペット奏者ユッカ・エスコラ(Jukka Eskola)などソロでも人気の実力派が揃ったバンドでした。このブログをご覧いただいている方の中にも、彼らの音楽が好きな方はたくさんいらっしゃるはずです。


一度バンドとしての活動に区切りをつけた彼らですが、今年はじめには再結成ということで日本のブルーノートなどでもライブを行っていましたね。


↑というお話をツイッターで呟いていたそのままの勢いで、昨夜は延々とファイブコーナーズを流しました。今朝もです。そんな流れからポコッと記憶に戻った冬のある日のことを書こうというわけです。



こちらでも少し書きましたが、今年の2月下旬には少し日本に戻っていました。
同じタイミングで来日していたファイブコーナーズのブルーノート公演が気になりながらも、なんだかんだで忙しく諦めムード。

そんな東京滞在中のある日、廻るお寿司が食べてみたいという友人のリクエストでランチは回転寿司のお店に行きました。憧れの廻るお寿司に興奮気味の友人とひたすら食べ続ける私。笑。ふと気づくと、私のお隣の席に体の大きな方が座るところでした。ちょっと座りにくそうだったので、よけて座り直しながら「どうぞ〜。」と声をかけた私。

と。



!!!!

お隣の男性は、↑のサックス奏者、ティモでした。

そして、ティモの後ろに立っていたのは、なんとテッポ!

鼻血が出るかと思いましたよ。苦笑。


アワアワしている私の横には、よく見るとティモ、テッポ、もう一人の関係者らしき方がいました。
どうも私の友人同様「廻る寿司!」とリクエストしたティモ達を、テッポが連れて来てあげていた模様。テッポは残りの二人に帰り道を丁寧に教えてあげてから、笑、一人去って行きました。



「テッポ〜!涙。」と思いながらも、心臓はドキドキ。
隣の友人をツンツンしながら一人で盛り上がっていた私。


私の友人がフィンランド人に見えなかったのか、ティモ達は大きなフィンランド語で会話中。
失礼と思いながらも、会話が耳に入ってしまう状態に心の中で格闘状態の私。鼻血の次は耳がダンボのようになりかけました。最終的にはお寿司の味も何も分からなくなってしまう始末・・。苦笑。

でも。。。。

ふと気づくと私と対照的にかなり落ち着いた友人(←自身もファイブコーナーズのファン)。
なんとなくその空気に押されて私も正気に戻りました。




お店を出てから「声かければ良かったかなあ。」と悔やむ私に、友人が一言。

「彼らのプライベートは、彼らのものだからね。音楽と関係ないしね。」

なんともフィンランド人らしい潔い返事に、思わず絶句してしまったのでした。笑。




今でもあの日のことは可笑しい思い出として心に残っています。
ヘルシンキでなら彼らとすれ違うことがあってもおかしくないのですけれどね。あの広い東京で遭遇したというのが、何回思い出しても不思議な偶然です。



そういえばティモは9月に新しいアルバムを出すようですよ。
楽しみですね。聴いてみたらば、ここでまたご紹介できればと思います。



今日こそは関係のあるお写真を!と思ってアルバムをゴソゴソしました。

「本当に廻ってる〜!あのー、写真撮っても良いですか?」とパシャパシャしすぎて、お店の人に不思議がられていた友人撮影の一枚です。笑。




↑黙々と食べる私。笑。


この数分後に鼻血が出そうになって耳がダンボになってしまうとは、全く想像もしていませんでした。
人生、何が起きるか分かりませんねえ。本当に。


Monday 6 August 2012

フィンランドの視点から観るオリンピック。

皆様、モイ。
よしこです。

連日盛り上がっていますね、ロンドンオリンピック。
ツイッターでも呟いたのですが、オリンピック直前にあまりの興奮にTVを買うという暴挙に出た私。
(今まではTVが無かったのです・・。)
仕事も夕ご飯も終わる「ふう。」の時間帯は、最近必ずオリンピックを観ています。



フィンランドの放送局であることを意識しながらオリンピックを観ていると、ある気づきがありました。
それは、選手にもメディアにも共通する客観的な空気です。

冬季オリンピックに強いフィンランドは、お察しのように夏季オリンピックではメダル争いに食い込む選手があまり多くありません。「出場する」という点ではもちろん注目を集め、放送局も選手のインタビューなどを流しますが、そもそもの出場種目も多くありません。自然な流れとして中継は各国の選手を俯瞰的に眺めながら勝負全体を観るという報道姿勢になります。

選手自体もメダル争いというよりは自己の記録と戦う姿勢の方が多いようで、レース前も「メダルを狙うというより楽しむわ。」という主旨の発言が出たり、レース後も自己の力を発揮できたことに感涙する選手の姿が見られたりします。


夏季オリンピックでは4個前後のメダル総数が続いているフィンランド。
『今回メダルがゼロになったらどうしますか?』というインタビューに答える、文化・スポーツ大臣のパーヴォ・アルヒンマキ(Paavo Arhinmäki)氏の返答主旨もまさに↑の客観姿勢を体現していました。

「それで世界が終わるわけではないですし・・。」


確かに。
私の中で最近の名言にカウントされています。笑。




メディア報道も、選手達が背負うものも、日本ではまた違ったものではないかな?と想像します。
ふと気づくとあらゆる種目の決勝に登場している日本人選手。
メダル獲得個数を国ごとで競ったり、「連覇なるか?」とドキドキしたり。
私の記憶にある日本で観た「オリンピック」はそんな雰囲気でした。
選手とメディアが一体となって主体的にメダル獲得を狙う日本の「オリンピック」の偉大さを、フィンランドで改めて感じています。


ちなみに。
フィンランドの姿勢も、日本の姿勢も、私はどちらも好きです。
今回はフィンランドの視点で観戦できたので、次回のオリンピックは別の国の視点で観てみるのも楽しいかもしれませんね。楽しみ方はいろいろです。




さて。
オリンピックの写真などあるわけもなく・・。苦笑。
また無関係なお写真をご紹介しますね。


先日用事で通った道でパチリ。



「暑い〜。」という日だったのですが、アパートのベランダはとっても涼しそうでした。
ここでビールを飲みながら読書、とかできたら最高なんですけどねえ。

脳内で楽しみながら、用事の先へと急ぎましたよ。笑。





Friday 3 August 2012

レシピ:ルバーブジュース

皆様、モイ。
よしこです。

タイトルに、一瞬「レシピ:ラパルペリメフ」って書いたんですけどね。
なんのこっちゃ、ですね。苦笑。呪文のようですが、ラパルペリメフ=raparperimehu=ルバーブジュースです。

フィンランドの人たちには「夏の味」、特に「子供時代の夏休みの味」としてこのルバーブジュースが体に記憶されている方もいらっしゃるようです。そこまでの記憶は無いものの、私もこのジュースが好きで毎年夏には作ります。


毎年誰かしらから「たくさん穫れたから・・」といただくルバーブ(raparperi)。
今年は例の夏の旅で立ち寄った、友人の畑のものを使わせてもらいました。


材料(完成量1リットル):
ルバーブ 2リットル
水    1リットル
砂糖   1.5デシリットル
レモン  1個


作り方:
1)ルバーブを洗って1cm程度の輪切りにする。
2)水とルバーブを沸騰させ、灰汁を取りながらコトコト30分煮る。
3)ルバーブを漉して、出来たジュースに余熱で砂糖を溶かす。
4)レモン果汁を最後に加えて冷やす。


かなりシンプルです。
煮汁を作って砂糖とレモンを加えるだけですもんね。
ちなみに砂糖やレモンの量は適当です。



↓灰汁ぶくぶくな2の様子を思いついたように写真に撮りました。笑。




↓「きゅーっ!」となりたい時はそのまま飲みますが、普段は炭酸水で割って飲みます。




↓カクテルに使っても綺麗です。




冷蔵庫で数日間はもつと思いますが、私はこの半量くらいを2-3日で飲みきります。残りの半分はお裾分けすることがほとんどです。



この間、美味しそなブルーベリーアイスクリームのレシピを見かけたんですよねえ。
今度作ってみます。
嗚呼。おいしいものがおいしく食べられるって幸せなことです。


皆様、良い週末をお過ごしください。