Monday 6 August 2012

フィンランドの視点から観るオリンピック。

皆様、モイ。
よしこです。

連日盛り上がっていますね、ロンドンオリンピック。
ツイッターでも呟いたのですが、オリンピック直前にあまりの興奮にTVを買うという暴挙に出た私。
(今まではTVが無かったのです・・。)
仕事も夕ご飯も終わる「ふう。」の時間帯は、最近必ずオリンピックを観ています。



フィンランドの放送局であることを意識しながらオリンピックを観ていると、ある気づきがありました。
それは、選手にもメディアにも共通する客観的な空気です。

冬季オリンピックに強いフィンランドは、お察しのように夏季オリンピックではメダル争いに食い込む選手があまり多くありません。「出場する」という点ではもちろん注目を集め、放送局も選手のインタビューなどを流しますが、そもそもの出場種目も多くありません。自然な流れとして中継は各国の選手を俯瞰的に眺めながら勝負全体を観るという報道姿勢になります。

選手自体もメダル争いというよりは自己の記録と戦う姿勢の方が多いようで、レース前も「メダルを狙うというより楽しむわ。」という主旨の発言が出たり、レース後も自己の力を発揮できたことに感涙する選手の姿が見られたりします。


夏季オリンピックでは4個前後のメダル総数が続いているフィンランド。
『今回メダルがゼロになったらどうしますか?』というインタビューに答える、文化・スポーツ大臣のパーヴォ・アルヒンマキ(Paavo Arhinmäki)氏の返答主旨もまさに↑の客観姿勢を体現していました。

「それで世界が終わるわけではないですし・・。」


確かに。
私の中で最近の名言にカウントされています。笑。




メディア報道も、選手達が背負うものも、日本ではまた違ったものではないかな?と想像します。
ふと気づくとあらゆる種目の決勝に登場している日本人選手。
メダル獲得個数を国ごとで競ったり、「連覇なるか?」とドキドキしたり。
私の記憶にある日本で観た「オリンピック」はそんな雰囲気でした。
選手とメディアが一体となって主体的にメダル獲得を狙う日本の「オリンピック」の偉大さを、フィンランドで改めて感じています。


ちなみに。
フィンランドの姿勢も、日本の姿勢も、私はどちらも好きです。
今回はフィンランドの視点で観戦できたので、次回のオリンピックは別の国の視点で観てみるのも楽しいかもしれませんね。楽しみ方はいろいろです。




さて。
オリンピックの写真などあるわけもなく・・。苦笑。
また無関係なお写真をご紹介しますね。


先日用事で通った道でパチリ。



「暑い〜。」という日だったのですが、アパートのベランダはとっても涼しそうでした。
ここでビールを飲みながら読書、とかできたら最高なんですけどねえ。

脳内で楽しみながら、用事の先へと急ぎましたよ。笑。





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