Wednesday 21 March 2012

エネルギー。

皆様、モイ。
よしこです。

本当にてんてこ舞いの今週。
こんなに慌ただしいのも久しぶりなので、心から楽しんでいます。

今の職場ではもともと調査関係の部署に入った私ですが、その後これまでの経験と特性を考慮ということで研修・訓練関係の部門も手伝いをしています。

何の研修・訓練なのかは説明が難しいのですが、調査がデータに向かう作業メインなのに対し、研修・訓練は人に向かう作業がメイン。

今週のバタバタはこの研修・訓練部門での出来事です。
なので、ほぼ毎日たくさんの人々に接しながらの時間が過ぎています。


なんでしょうね、この気持ちは。
人を相手にすると、嬉しいことも痛いことも、最終的にものすごい達成感を運んできます。
一言で言うと、「面白い」というところでしょうか。
残業が続いても精神的な疲れをほとんど感じません。不思議ですね。


私自身の今週の勤務は日曜日からだったのですが、研修・訓練が始まったのは月曜日の朝でした。
同僚と一生懸命準備してきた箱に、たくさんの参加者が入って来た時の空気は今でも忘れられません。

目には見えないのですが、一人一人の参加者からエネルギーがもわもわと出ていました。
一瞬で会場が生命を得、生き生きとうねりだしたような感覚です。
このうねりに乗って、そこに居る全員が元気になるような感覚です。

旅行会社に勤めていたころもそうでしたけれど、やっぱり主役は人なのですよね。
どれだけ完璧に準備しても、主役である人の波長を引き出せなければ何も生まれないのだなあと身を以て勉強させてもらいました。


明日はこの1週間で最大の山場。
日曜日から積み重ねてきたことが集約される日です。なんだかワクワクして眠れません。笑。

どれだけ面白い一日になるか、楽しみです。

Thursday 15 March 2012

OHAYO.

皆様、モイ。
よしこです。

来週はとても大きな仕事の山場。
ということで、今週も週明けからなにやらバタバタしていました。

今朝もいつもより早めに出勤。
同室の同僚が誰もいなかったので、一人で作業をしていると足音が・・。
(怖い話みたいですね。苦笑。怖くありませんのでご安心を。)

現れたのは、隣の部署のキミでした。

※キミはKimiと書いて男性の名前です。「君」の発音ではなくて、「キ」が上がる音です。


キミ、少し苦手なんです。
筋肉むきむきで強そうですし、今の職場に入って初めて一緒に進めたプロジェクトで組んだ時にもなんとなく話しかけにくい空気がありましたし。多分同じくらいの年なのですが、さすが前職が軍関係ということで接点がない!苦笑。

おまけに一度「みんなで行こう。」と誘ってくれた仕事終わりのコメディーショーを私の都合で断ってしまってから、なんだか溝ができてしまったようで・・。


とにかく「あっ。キミだ。」と思った瞬間に肩に力が入っていたのですよね。「Huomenta.(=おはよう。)」と力みながら言いかけた私に、キミから届いた言葉は。

「OHAYO.」

でした。笑。


あのキミが!
怖そうなキミが!

あまりのギャップに笑ってしまいました。そして返す刀で「じーん・・。涙。」
不思議なもので、相手が日本語だとこちらも日本語で返してしまうのですよね。

「あ、キミ。おはよう。」なんていう感じで。笑。


さっきまで構えていた気持ちもどこかへ行ってしまって、いつもより打ち解けて話ができました。



よく考えてみると、壁を作っていたのは私の方だったみたいですね。
同僚としていかに気持ちよく仕事をするかという点に気を配れる彼を尊敬します。

私もあれくらいの余裕が欲しいところですなあ。



今日はこれから車でヘルシンキに戻ります。
クオピオの近くに出張に来ていたお友達に声をかけてもらって、便乗です。

初めての車移動なので楽しみ、楽しみ。
クオピオからヘルシンキまで車で5時間と言われているのですが実際どうなのでしょう。。。

20時の今出発すると、ヘルシンキに着くのは深夜。
なんだか日常と違うことをするのはワクワクですね。ほほ。

Tuesday 13 March 2012

今日の18時。

皆様、モイ。
よしこです。

今日、仕事からの帰り道にパチリ。




18時頃だったと思います。
光がもう、春ですね。

Thursday 8 March 2012

私が見た日本。

皆様、モイ。
よしこです。

今日は振り返りブログを書きます。

2月後半から10日間ほど、日本に帰っていました。
いろいろときちんとしておきたいことがあったので、一旦帰ってピシッとしてこよう、と。
パートナーが東京マラソンに出場するということもあって、これもせっかくだから応援してこよう、と。
あとは、地震直後だった前回の帰国から日本がどんな風に変わったかをこの目で見てこよう、と。

旅を決めたのは秋頃でしたが、秋→冬といろいろなことが起こり過ぎて旅の準備はまったく進まず。。。
出発前は仕事のあれこれも大きな波が重なって、びっくりするほど忙しくなってしまいました。

気力で乗り越えながらも、あの時間の幸せだったこと。
旅は準備の段階から至福ですね、本当に。



ところで、日本。

日本は私が思っていた以上に力強く前に向かっている印象でした。
文字や写真の情報では分からない空気を感じることができて本当に良かったです。「心配」なんておこがましいような気もして、私が背中をポーンと押されてフィンランドに舞い戻った状況です。

「地震をきっかけに、すべて変わってしまった。」
「前と同じ日本じゃない。」

ネガティブにも聞こえるこんな状況を、「だから新しい日本を作ろう」とポジティブに引っ張っている力を確かにこの目で見ましたよ、私は。

具体的なことではないのです。
「誰か」の力でもないのです。

でも、人々の間から立ち上る力が伝わってきたのですよね。

なんだか、誇らしくて、涙が出そうでした。
日本に生まれてよかったなあと、こんなに思った帰国も今までにありません。

こちらに戻ってからのホームシックが今までに比べて激烈だったのも、今振り返れば納得です。笑。


フィンランドに戻ってもまた忙しく、カメラで撮影した写真をコンピューターに取り込むことすらできていないのですが・・苦笑。携帯に残っていた一枚を。



新宿のビル群、大好きです。

Thursday 1 March 2012

ねこの気持ち。

皆様、モイ。
よしこです。

先日、髪を切りました。
特別長かったわけでもないので、劇的な変化でもありません。
でも、なんとなくやっぱり気持ちが良いです。

切りたての髪は、美容師さんの腕の良さが本当によく分かります。
栗のような髪型にしてもらったのですが、洗ってドライヤーでブーンとするだけでくるんと丸く出来上がります。
いったいどうしたらこんな風にできるのでしょうね。美容師さんってすごい。

今回切っていただいたのは、お気に入りの美容室で前回もお願いした方。
細かく情報を書き込んでおいてくださったのか、久々にお目にかかったのに以前に話したことを覚えていてくださって。

ああいう心遣いには、じーんとしてしまいます。
あってもなくても払うお金は一緒なのですけれども。技術あっての心遣いなのですけれども。
ともかく、じーん・・。

(あ。じーんとしすぎてマッサージを追加でオーダーしていました、私。払うお金一緒じゃないですね。苦笑。)


今日新しい髪型で初めて出勤しました。
褒めてくれるのはもちろん嬉しいのですが、中でもびっくり&嬉しかったのが「触っても良い?」という反応。

普通なら「え?」となるのですが、何かと親しくしている女性だったので「いいよー。」と。
丸い栗を、ふわふわとなでて「いいわねえ、綺麗な髪の毛。」と。


毛並みを褒められながらなでられる猫は、こんな気持ちなのでしょうか。
恥ずかしいような、誇らしいような気持ちで手のひらの感触を受け止めました。



そういえば。
私が自分の髪の毛を大好きになったのは、フィンランドに来てからです。

かなり固くて量が多く、真っ黒な私の髪の毛。
日本でパーマをかけるにも、短くするにも、とにかく「固くて量が多いねえ。。。」と残念そうに言われてしまう美容師さんの言葉が自分にまで影響してしまって、この髪の毛を好きになれませんでした。

フィンランドで出会ったお友達のおばあちゃんは、私の髪の毛を一目見て興奮。
「私のと取り替えてほしいわー!なんてしっかりした綺麗な髪なの!」と褒めてくれました。

よーく周りを眺めてみると、フィンランドでは髪の毛にコシが無いことを悩みにしている方が多そうです。
(シャンプーにも、コシUPに特化したものがたくさんあります。)

見る人が変われば、見る場所が変われば、同じものでもそこに見いだす価値が大きく変わる。

そんなことを身を以て感じてからは、ずっしりと固い自分の髪の毛をずっと大切にしようと考え方が変わりました。


私のこの髪は、きっとウチの母から譲ってもらったものなのですよね。
白髪に移行しつつある現在の彼女の髪もしっかりした直毛。(そして、ちょっと栗。)
将来、あんな髪の毛が手に入ると思うとこれまた楽しみです。