Thursday 1 March 2012

ねこの気持ち。

皆様、モイ。
よしこです。

先日、髪を切りました。
特別長かったわけでもないので、劇的な変化でもありません。
でも、なんとなくやっぱり気持ちが良いです。

切りたての髪は、美容師さんの腕の良さが本当によく分かります。
栗のような髪型にしてもらったのですが、洗ってドライヤーでブーンとするだけでくるんと丸く出来上がります。
いったいどうしたらこんな風にできるのでしょうね。美容師さんってすごい。

今回切っていただいたのは、お気に入りの美容室で前回もお願いした方。
細かく情報を書き込んでおいてくださったのか、久々にお目にかかったのに以前に話したことを覚えていてくださって。

ああいう心遣いには、じーんとしてしまいます。
あってもなくても払うお金は一緒なのですけれども。技術あっての心遣いなのですけれども。
ともかく、じーん・・。

(あ。じーんとしすぎてマッサージを追加でオーダーしていました、私。払うお金一緒じゃないですね。苦笑。)


今日新しい髪型で初めて出勤しました。
褒めてくれるのはもちろん嬉しいのですが、中でもびっくり&嬉しかったのが「触っても良い?」という反応。

普通なら「え?」となるのですが、何かと親しくしている女性だったので「いいよー。」と。
丸い栗を、ふわふわとなでて「いいわねえ、綺麗な髪の毛。」と。


毛並みを褒められながらなでられる猫は、こんな気持ちなのでしょうか。
恥ずかしいような、誇らしいような気持ちで手のひらの感触を受け止めました。



そういえば。
私が自分の髪の毛を大好きになったのは、フィンランドに来てからです。

かなり固くて量が多く、真っ黒な私の髪の毛。
日本でパーマをかけるにも、短くするにも、とにかく「固くて量が多いねえ。。。」と残念そうに言われてしまう美容師さんの言葉が自分にまで影響してしまって、この髪の毛を好きになれませんでした。

フィンランドで出会ったお友達のおばあちゃんは、私の髪の毛を一目見て興奮。
「私のと取り替えてほしいわー!なんてしっかりした綺麗な髪なの!」と褒めてくれました。

よーく周りを眺めてみると、フィンランドでは髪の毛にコシが無いことを悩みにしている方が多そうです。
(シャンプーにも、コシUPに特化したものがたくさんあります。)

見る人が変われば、見る場所が変われば、同じものでもそこに見いだす価値が大きく変わる。

そんなことを身を以て感じてからは、ずっしりと固い自分の髪の毛をずっと大切にしようと考え方が変わりました。


私のこの髪は、きっとウチの母から譲ってもらったものなのですよね。
白髪に移行しつつある現在の彼女の髪もしっかりした直毛。(そして、ちょっと栗。)
将来、あんな髪の毛が手に入ると思うとこれまた楽しみです。

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