皆様、モイ。
よしこです。
こちらでもご紹介していた屋外での映画鑑賞。先週土曜日の夜に行ってきました。
現在進行中のイベント、ヘルシンキ・ウィークの一環として行われた映画ピクニックは、その名の通り芝生に座りながら屋外スクリーンで映画を観る楽しい企画でした。
土曜日に上映されたのは『Prinsessa Mononoke(もののけ姫)』。
以前日本で観たことがあるものの、やっぱり楽しみでした。
スタートに合わせて21時半に会場へ。。。
ちょうど暗くなり始めたところでした。
スクリーンの正面にまわってみてびっくり。会場の芝生はすごい人でした。
みんな張り切って準備している様子で、気分も盛り上がります。笑。
ちなみに、会場は現代美術館キアズマ(Kiasma)の北側に広がる芝生でした。
ちょうどミュージックハウス(Musiikkitalo)のお隣ですね。
夜のキアズマ、綺麗です。
映画が始まるまではおつまみとワインできゃっきゃっ言っていた私ですが、実際上映が始まると完全にのめり込んでしまいました。友人が私の電話で写真を撮っていたのも気がつかないほど。。。
主催者の挨拶でこの作品が15年も前に作られたことを知ってびっくりしました。
古い感じがまったくせず、以前観た時とはまた別の発見があったように思います。
それにしても。。。
人間と自然の関係について考えさせられるこの映画。
前回観た時(おそらく15年程前)には「自然の脅威」として連想した災害がありました。今回映画を観て私の頭に浮かんだのは別の災害でした。
災害が繰り返し起こってしまう現実が何よりも胸に迫り、悲しく、恐ろしく思いました。
ジブリ映画も過去に数本上映されていてファンも多いフィンランド。
今回集まっていた観客も、映画にのめり込んでいる様子が伝わってきました。
自然に神を見出すという点では少し似た歴史を持つフィンランドと日本。
例えばフィンランドでは「湖の神(Ahti)」「森の神(Tapio)」などという存在が神話として伝えられています。今でも象徴として大切にされている熊も、神聖な存在として語り継がれた存在です。
フィンランドの人たちには、映画の内容がどのように伝わったのか非常に興味があります。
映画が終わったのはちょうど24時。
コットンセーターにストールを持っただけで行った私は、くしゃみが止まらないほどの寒さに。。。ストールぐるぐる巻きでしたが、頬にあたるのはもう秋のサラサラした風。なんだか清らかな気持ちに包まれました。
特別な夜でした。
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