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Monday, 17 September 2012

ヘルシンキより愛をこめて。

皆様、モイ。
よしこです。

日本は今日まで連休ですね。
お仕事やお勉強がお休みの方も多いのでしょうか。

こちらはいつも通りに新しい1週間が始まりました。
どんより曇り空に風が強かった朝。
なんだか月曜日にぴったりすぎるような気がして、外に出た瞬間に笑ってしまいました。


今日は皆様に是非見ていただきたい画像があるのです。
じゃじゃーん!と掲載したいところですが、ヘルシンギンサノマット紙(Helsingin Sanomat:フィンランド最大手の新聞社)の電子版に掲載されたものなので下記のリンクを辿ってご覧ください。

TERVEISIÄ TÄÄLTÄ HELSINGISTÄ (HS.fi)

私なら「ここヘルシンキより愛をこめて」という訳にしますかね。(terveisiäはそのままだと「greetings」、「ご挨拶/こんにちは」という訳になりますが・・。)

13枚掲載された画像は全てヘルシンキの風景を写した絵はがき/写真はがき。
写真上でカーソルを左右に滑らせると、オリジナルのはがきに描かれた風景を現代の同じアングルから写したお写真に切り替わります。しかけ絵本を眺めているようで、なんとも楽しい!何度も何度も繰り返して眺めてしまいました。笑。




訳も含めて、補足部分の情報を書いておきますね。

1.国立博物館の塔よりトーロ湾を見下ろした風景。1913年に投函されたはがき。

建築家アルヴァ・アールトのフィンランディアホールが出来る前の風景!貴重です。
現代版のお写真には、最近話題沸騰の高級アパートメント建設の様子も写っています。


2.マーケット広場の港風景。カタヤノッカ地区を眺める構図です。1910年に投函されたはがき。

これまた建築家アルヴァ・アールトが手がけたストラ・エンソ(Stora Enso)本社ビルが出来る前の貴重な風景です。う〜ん、本社ビルが無い方が良いような気もしてきますね。どうでしょう。


3.ストックマンデパートの南側に建つスウェーデン語劇場の絵はがき。1938年に投函されたものです。

はがきには建築家アルヴァ・アールトが手がけた鉄鋼業者組合会館がありませんね。ここだけ随分雰囲気が違う気がします。


4.マーケット広場の港を正面から写した風景。左にちらっと見えているのがオールドマーケットホールです。1908年に投函されたはがき。


5.ハカニエミ市場に向かう短い橋の南側から撮影したトーロ湾対岸の風景。1904年に投函されたはがきです。文字がびっしりですね。笑。

対岸は現在ハカニエミ地区として市場、ホテルなど整備されていますが、当時は島があった状態。はがきでは島に見えますね、確かに。


6.ハカニエミ市場の西側、レストランやホテルなどで知られるパーシトルニからの眺め。1926年に投函されました。

70-80年代に開発された居住地区メリハカが、古い写真には無いですね。当たり前なのに、あまりに何も無さ過ぎてびっくりしてしまいます。笑。


7.静かな住宅街として知られるカタヤノッカ地区をウスペンスキー寺院を背にする形で写したもの。1910年に投函された絵はがきです。

増えた緑以外、違いがあまり見当たりません。
この地区が大切にされていて、土地も高い理由がよーく分かる気がします。


8.カタヤノッカにも劣らない高級住宅街クルーヌンハカ地区の東側、眺めの良い海岸沿いのアパートメントです。1903年に投函されたはがき。

停泊している船の中に当時とあまり変わらない様子のものがありますね。年代ものなんでしょうか。。。


9.プナヴオリ地区の消防署にある塔から北東方向、カタヤノッカ地区を眺めた風景です。投函年代は不明。


10.ケラヴァ川での一枚。1910年に投函された一枚。


11.ヘルシンキとストックホルムを結ぶ大型客船、シリヤラインのターミナルエリアを写した風景。1931年に投函されたはがきです。

ターミナルの奥に見える島のレストラン、Klippan。大好きなレストランです。こんなに昔から同じ形で建っていたのですねえ。驚きです。


12.カイヴォ公園から南を眺めた風景。1929年に投函されたはがきです。


13.中央駅にもほど近い、国立劇場の北側にあるカイサニエミ公園です。未投函のはがきで、製造年代も記載なしの一枚です。

今も綺麗ですが、昔の方が整備されすぎていない感じがして素敵ですね。




と、こんな感じです。

昔のヘルシンキも素敵ですねえ。
この時代にこの場所に生きていたらどんなだったかなあ、と想像も膨らみます。笑。




最後に最新(?)のヘルシンキのお写真を。
プナヴオリ地区、ブレヴァルディ通りに面するヴァンハキルッコ公園で昨日撮影したものです。




昨日は日差しもあって暖かい日曜日でした。


Wednesday, 15 August 2012

支えてもらって。

皆様、モイ。
よしこです。

気づけば、もう夕方です。
本当にあっという間の一日でした。。。


色々と状況が重なったからか、今日は改めて「自分は自分一人で生きているわけではないのだなあ。」と気づかされました。

家族が居て、友人が居て、そんな周りの人達に作ってもらった環境に身を置かせてもらって、生かされているという事実をつい忘れてしまう瞬間があります。

自分の前だけに壁があるように感じたり。
自分の努力で前に進んだと喜んだり。


考え方によっては↑も真なのでしょうけれど、今日の私にとってはこれはやはり偽のように感じられます。


おいしいものをおいしいと感じながら食べられること。
興味のあることに挑戦できること。
挑戦の結果に一喜一憂できること。
難しいことに出会ってもがくこと。

あらゆることは自分を支えてくれる数多の存在があってこその恵みだということを心の中で確認しました。



そう思うと目の前の一分一秒の貴重さが突然鮮やかに感じられます。
今日が飛ぶように過ぎてしまったことが少し悔やまれますが、明日はこの悔やむ気持ちの分も周囲に感謝の気持ちを持って過ごそうと思います。


・・。
なんだか文章にすると、随分カタいですねえ。
劇的なことが起こったわけではなく、小さな気づきが重なった結果こう思っただけなのですが。。。
たまには、こういう記事もありということで。


今日のお写真は、先日感動した森での一枚を。




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昨日突然思いついたベリーのクイズ!

【問題】
フィンランド全土で、ブルーベリー、リンゴンベリーはそれぞれ1年間にどのくらいの量育つでしょうか?

【正解】
ブルーベリーは2億キロ、リンゴンベリーは3億キロです。
もちろん年によってこの平均値の上下はあります。

このうち、人々が摘む量は約10%だそうです。
これを読んで「もったいない!もっと摘みに行かないと!」と思ってしまった私は貧乏性丸出しです。苦笑。

今日ちょうどこの新聞記事についてお話した方によると、森のためにも動物達のためにもこの量で適正だとか。残りの半分を動物達が食べ、半分は森の土へと還るのが理想的だという説もあるんですって。ちゃんとみんなでバランスを取っているのですね。すごい。



【おまけ】
コメントで回答をくださった方は、ほぼ正解という惜しい結果に。。。
おいしいものクイズ、また思いつきでやりたいと思います。笑。




〈参照記事:Helsingin Sanomat D1 "Tiede", Tiistaina 14. Elokuuta 2012〉