Wednesday 9 January 2013

メトロの新ルール。

皆様、モイ。
よしこです。


ヘルシンキを走るメトロが少しずつ新しくなっています。
「車体が!」とか「ルートが!」とか大きな変化ではなくて、発車状況を知らせる掲示板が変わったり、障害物がドアに挟まった際のドアの反応が変わったりといった変化。いわゆるマイナーチェンジです。

障害物がドアに挟まった際のドアの反応がニュースになっていました。

ドアが閉まる直前に「ピー、ピー、ピー」と音が鳴って「ガチャン」となるのがこれまでのシステム。

「ピー、ピー、ピー」で滑り込みを狙う人は、閉まりかけのドアに何かを挟むとドアが再度全開になってくれたので結局滑り込めるという状況でした。


この「再度全開」が無くなったのですね、今回のチェンジで。

「ピー、ピー、ピー」の後、ドアに障害物が当たると15cm程度だけドアが再度開くのが新しいシステム。
障害物は取り出せるけれど、滑り込みはアウトです。



「へえ。」なんて思って聞いていたら、早速大変なことが起きてしまったそうです。

Lastenvaunut ehtivät metroon - Äiti jäi tyhjin käsin laiturille
(「ベビーカーは地下鉄車内へ 母親は手ぶらでホームに取り残された」)
Iltalehti紙1月8日15時53分更新版

障害物として認識されたのは、ベビーカー。
閉まりかけのドアにベビーカーを挟んで(!)乗車しようとしたお母さんでしたが、再度開いたドアの隙間は15cm。自分が中に入る事もベビーカーを外に出すこともできずに、お母さんは駅のホームに、赤ちゃんはベビーカーと一緒に車内に残されたままメトロが発車してしまったという事故です。

いろいろと思う事はありますが、何よりもまず現場を想像すると怖いですよね。
ちなみに、ベビーカーと赤ちゃんは無事にお母さんの手元に帰ってきたそうです。


この話をしていた今日。
来日経験のある友人が「ピー、ピーとかしないで日本みたいにすればいいのにね。音楽が鳴って、もうすぐよ〜って知らせてくれるから親切だしね。」と。


「そうね。」と軽く答えながらも、心の中でかなりニヤッとしてしまいました。
日本のアレコレが褒められると嬉しいのです。笑。


新しいメトロ、事故なく日常に浸透していくように願っています。


↓アルバムの中からやっと見つけた昨年夏の頃のメトロの写真です。ただの席の写真ですが・・。苦笑。





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