Monday 28 January 2013

服より化粧水。

皆様、モイ。
よしこです。

昨日1月27日までヘルシンキの各劇場で行われていたドキュメンタリー映画祭DocPoint。
最終日の最終上映で、ずっと気になっていた作品を観る事ができました。

Tavarataivas


↓予告です。


tavara = 物
taivas = 天国


英語タイトルが「My Stuff」となっている通り、ズバリ物や消費、所有についてのドキュメンタリー作品です。


23歳で精神的に落ち込む出来事に追い込まれた青年が監督=主人公=ペトリ・ ルーッカイネン(Petri Luukkainen)。物に救いを求める中で幸福感がすり減っていく現状を打破するために、26歳になった彼が映像を撮り始めます。


1)期限は1年間
2)所有する全てのものを倉庫にしまう
3)1日に1個のみ物を取り戻してよい
4)新しいものは買わない

こんなルールで始まった企画は当然裸のスタート。
徹底的に物や所有に向き合うことになった彼の変化が画面に映し出されます。

所有とは?
物とは?

彼なりの答えが出るところまで365日。
唸るほど納得の部分がほとんどでしたが、「自分ならどうか?」という疑問が生まれる部分もあって、惹き込まれました。前評判通り、心から「面白い!」と思いました。


皆さんだったらどうですか?
今、家にある物全てを一旦外に出して、1日に1個取りに行くことになったら?

映画の後、当然友人と↑こんな話になりました。
私の答えは、1日目:毛布 → 2日目:コンピューター → 3日目:化粧水。
「化粧水」と言った瞬間、「えーー!?服より化粧水?」と非難轟々でしたけれど。苦笑。お肌は大事ですからね。




終演後の舞台挨拶も面白かったですし、良い時間を過ごせました。
彼の出した答えを参考に、私自身も所有について今一度考え始めています。


この作品、日本に配給されたならどんな反響なのでしょうね。
映画祭への売り込み、私がやりましょうかね。笑。




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