Tuesday 24 July 2012

夏の旅、6日目。[コリ→ヌルメス→クオピオ]

皆様、モイ。
よしこです。

大変なことになってしまった6日目。
朝は快調そのものでした。

放し飼いされていた鶏の「コケコッコー!」で起床。
「モー。モー。」という声を聞きつけて母屋の裏側に廻ると、こんな可愛い方々も一緒に暮らしていたのでした。




朝ご飯を食べに母屋に行くと、キッチンの窓からも先ほどの方々がかなり至近距離から見られました。びっくり。




お部屋はかわいいですし。




ご飯は美味しいですし。




なんとも言えない充実感を感じながら母屋を出ようとすると、昨日の子猫のそばに大きめの猫が。そして、子猫の前には・・、ネズミ!!(とても写真を撮れる状況ではなかったので、ここからは皆様のご想像で補っていただければと思います。)

小さなネズミが子猫にもて遊ばれていました。
そして、当然そのまま子猫はお食事の時間に。。。
お食事中の子猫を、満足そうに(?)見つめる猫。


ものすごいショックを受けました。
文字として、情報として猫がネズミを捕まえることや食べることはもちろん知っていましたけれども、恥ずかしながら現実に目にしたのは初めてだったのです。

「かわいそう」とか「気持ち悪い」とか、そういうものとは全く種類の違う気持ちなんですが、一言で言うと見ないようにしていた現実を見てしまった感じでしょうかね。衝撃でした。


私は菜食主義というわけでもありませんので、動物の命をいただいて生きているのは自覚しています。
お野菜も、卵も、牛乳も、同じように命をいただいているのだという意識はこれまでもありました。
でも、「自覚」や「意識」というのは、実感として現実を見ることとは大きく違うものなのだというのがこれでよく分かりました。


大人になったと思っていても、分かっていないことだらけなんですね。本当に。
街で生まれ育った人間には良い勉強です。




猫達の前で、私がドン引きして動けなくなっているのを見たオーナーさん。

「あの猫は子猫の親ではないんですよ。でもああして毎日時間になるとご飯を持って現れるのです。すごいでしょう。あはは。」

と心温まるお話をしてくださったのですが、私の心の中は嵐!苦笑。フラフラしながらご挨拶して出発しました。

自然と共に暮らすオーナーさんには、私の嵐は思いも寄らないものだったでしょうね。苦笑。




その後訪れたコリの大自然も、




引き続き美しすぎるマントゥ(mänty:ヨーロッパアカマツ)も。





心は感動しているのですが、なんとも頭の嵐が収まらず。
そうこうしているうちに、なんと本格的に気分が悪くなってしまいました。涙。




ヌルメスからクオピオに至るまでの6日目後半は、ほぼ記憶がありません。笑。
なんとかホテルにたどり着いて、溶けるように休んだその夜。夢の中にも猫が出てきました。苦笑。


結局私の嵐と体調不良は、翌朝まで続いたのでした。


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