皆様、モイ。
よしこです。
今日の記事は風景写真集のようになってしまうかもしれません。
旅の4日目は夕方までモッキ(mökki:コテージ)でのんびりしていたので、ほとんど動いていないのです。笑。
朝早くから仕事(ペンキを塗ったり、薪を割ったり・・)を張り切る友人の親戚。
湖の向こう岸のモッキに住むご近所も、今朝獲れたクハ(kuha:お魚の名前)をお裾分けに来ておしゃべり。
賑やかな外の空気で私も随分早く目が覚めました。笑。起きた瞬間から楽しい気分。素敵です。
基本的にモッキでは自分のプロジェクト(お掃除、薪割り、ペンキ塗り、など)を進める以外は「何もしない」という状態を楽しむもの。私も朝ご飯の片付けまで済ませた後は何も決めずに時間を過ごしました。
ブルーベリーを摘んで食べたり。
桟橋で寝転がって読書をしたり。そのまま眠ったり。。。
ハンモックでブラブラしたり。そのまま眠ったり。。。
友人の親戚のお手伝いで薪割りをしたり。。。
小舟を漕いで島を一周したり。。。
本当に静かな時間で、心が落ち着きました。
この日ばかりはお仕事も忘れて、ひたすら「何もしない」を実践。気持ちよい体験でした。
↓静かな様子をお伝えしたくて桟橋でコロコロしている間に動画なんて撮ってみたんですけどね。風の音が少し入っていますね。常にこんな状態なでした、今回のモッキ。(子供がいるとまた違うのでしょうけれどね。)
うっかりして全然建物の写真がありませんでしたが、撮れていたお写真の中にぎりぎり写っていたものをご紹介。
↓右が母屋で左がゲストハウス。ゲストハウスの裏に別棟のトイレがあります。
↓例の頑丈なコタ。
サウナ小屋は撮れていませんでした。残念。
一般的なお話ですが、モッキには必要最低限の設備しか作りません。
今回も水道は湖の水を引いたもののみ。飲み水は対岸のご近所さんにある井戸水を汲みに小舟で出かけて確保します。電気は10年前に通したそうで、今は使えました。ガスは最低限のものがついている程度。
水洗トイレではなく、エコトイレ。
電気が無かった頃は、地面に作る天然冷蔵庫で食物を保管。
サウナは電気ではなく薪サウナ。
サウナにシャワーは無いので、湖の水を温めたものを水で割って桶毎に適温を作ります。
体を洗う時は、小さな桶で頭から流す。大勢でサウナに入っている時は、流し合う。
不便。不便なのですよ、コレが。
何をするにも自分でするので、手間も時間もかかります。当然最小限で済ますようになります。
例えばサウナの「自分シャワー」。
髪と体を洗って流すのに、私は中くらいの桶2杯もあれば十分だということが体験として分かりました。
シャワーを流していれば桶2杯分では済まないことを考えると、自然と普段の生活を省みるようになります。
この「不便」な状態。今の私が感じるモッキの神髄はコレです。
フィンランドの人々が、夏休みになるとモッキに移り住む理由が少し分かるような気がしました。
便利快適な普段の生活を見つめ直すと同時に、自分の手でどこまで生活できるかの実感を確認したいのかもしれません。
みんなで作った遅めのランチは、ご近所さんがお裾分けしてくれたお魚のソテーと新じゃがいも。
静かで、豊かな、特別な一日になりました。
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