Tuesday 18 September 2012

ニットグラフィック、みんながデザイナー。

皆様、モイ。
よしこです。

昨日ご紹介したお写真は、ヘルシンキでも中心の中心にあるヴァンハキルッコ公園(Vanha kirkkopuisto)、通称、ルット公園(Ruttopuisto)で撮影したものでした。

あまりよく写っていませんでしたが、この時の公園はすごーいことになっていたのですよ。
9月になってからフィンランドにお越しになった方は目にされた方も多いのではないでしょうか。

こんな、


こんな、


こーんな感じに、公園中の木がニットを着ていたのでした。




これはヘルシンキ市のユースセンター(青年期を対象に文化的活動を推進する部門です。)がワールドデザインキャピタル2012(WDC2012)の一環として進めているプロジェクト、Knit 'n' Tagの主催した屋外展示です。

毛糸を編むのが好きな人なら男女、年齢に関係なく参加できたこの展示。参加者は8月25日に公園に集まり、1つの参加枠につき1本の木に思い思いのデザインでニットグラフィックを施しました。展示は9月27日までです。

65組の参加申し込みのうち、実際に参加したのは63組。
色とりどりの毛糸が秋の公園を彩ります。平面だけでなくお花やボンボンもあったりして、眺めているだけでも楽しかったですよ。Knit 'n' Tagでは展示の他にもワークショップなどを行っているのだそうです。


8月25日の作業の様子などをまとめた動画がありましたので、是非眺めてみてください。



編み物はあまり得意ではありませんが、見ていると自分も参加したくなってきます。



ワールドデザインキャピタルとしてのヘルシンキの頑張り(?)、盛り上がりは日常の中でも随分目にしてきましたが、Knit 'n' Tagの活動はその中でも非常に純粋にデザインを楽しめる内容だなあと思います。

主催者も動画の中で触れていましたが「誰でも、自分の手で」というのは日常のデザインを考える時に忘れてはいけない視点だと改めて気づかされる展示でした。



木が着ていたセーターのように上手にできなくても、今年こそは自分のデザインで何か編みたい(というか、完成させたい、苦笑)です。笑。



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