Wednesday 18 January 2012

食べられたかもしれません。

皆様、モイ。
よしこです。


日本の大学に通っていた頃、美術史の研究をするためにフランスで暮らしていた先輩と話をしたことがありました。

「フランス語ばかり話していると、日本語がフランス語に食べられてしまうみたいで日本語が出なくなる。」

フランス語はとても難しそうですし、そんなものなのかなあと思って聞いていた私。
当時はフィンランド語もほとんど分かりませんでしたし、英語が日本語を食べるという感覚も全く分かりませんでしたし、頭の出来の問題にも思えたのですよね。(私は物事をすらすら覚えられるタイプではないのです。)


でも。
そんな私ですら↑の先輩の言葉を身を以て実感してしまっています、最近。

ヘルシンキに毎日暮らしていた頃はマイスオミという日本の方向けの旅行会社で働いていましたので、お仕事の半分は絶対に日本語でした。(社内言語はフィンランド語と英語のミックスでした。)

日本語のできるお友達、日本人のお友達、英語オンリーのお友達と会う機会も多く、フィンランド語との間で知らぬ間にバランスが取れていたようです。

でも、今は平日のみヘルシンキを離れる生活です。
平日の大部分を過ごす職場はフィンランド語9割に英語1割。日本語の出る幕はありません。
こちらで仕事の時間以外に話す相手もほとんどフィンランド語。

この環境になってたった半月しか経っていませんが、保たれていたバランスが既に変化しているようです。

先日、用事があってブリュッセルに電話を。
フランス語もオランダ語もドイツ語もできないので、英語で。

と思ったら、なんだかたどたどしい。。。苦。
片言の英語でなんとか用事を終えた時には汗をかいていました。笑。
先輩の言ったように、フィンランド語に英語が食べられているのかもしれません。

この分だと日本語がフィンランド語に食べられてしまうのも時間の問題かもしれませんしね。
怖い、怖い。


人間の脳みそって、どうなっているのか不思議です。
言葉をストックしておくスペースが一定の容量しかないっていうことなのでしょうかね。うーん。
でも、数カ国語を難なく同時に操る人もいますよね。

ああいう人の脳みそはやはりそういう特徴があるとか・・?
訓練の問題?

謎です。


ひとまず私の脳みそバランスはこのままではいけませんので、再調整できるように努力してみます。
仕事以外では、できるだけ英語か日本語を使うようにしなくては・・。


今日のお写真は、帰り道で撮影したものです。



雪がお花のようで、なんとも綺麗でしたよ。

2 comments:

  1. こんにちは!
    年末年始にお世話になった新井です。
    大変な時期だったのに、色々ありがとうございました!
    無事日本に着いて、悲しいかな日常に戻ってしまいました。
    ずっと居たかったですー涙
    またブログを始められて、とても嬉しいです♪
    これからも楽しみに拝見させていただきます♡

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  2. >miyukiさん
    こんにちは!
    コメントをありがとうございます。

    お元気そうなご様子で、とても嬉しいです。
    日本に戻られてからもフィンランドのことを思い出してくださっているのですねえ。
    それが一番嬉しいです。

    miyukiさんのお言葉をきっかけに、いつも見慣れた風景もじっくり眺めてみることにしています、最近は。
    やっぱりよく見ると機能やデザインに配慮されたものがたくさんありますね。
    この発見、miyukiさんのおかげです。ありがとうございます。

    お時間のある時には、ぷら〜っとブログに遊びにいらしてくださいね。
    旦那様にもどうぞよろしくお伝えくださいませ!

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