Monday 16 January 2012

無駄なようで、無駄でない。

皆様、モイ。
よしこです。


先週金曜日にも少し書きましたが、週末はヘルシンキとクオピオの間を往復するのがリズムになっています。列車の種類にも寄りますが、最速の直行で4時間ほど。場合によっては5時間を超えます。

列車の中では仕事をすることに決めているので、座席予約の際にワーキングセクション(集中し易い座席コーナーがあるのです。)かコンピューターデスクを取ります。席について靴を脱いで、毛糸の靴下を履いてコンピューターを開いたらスイッチがONになる感覚です。

ところが。。。

昨日クオピオに戻る列車は、列車故障のために鈍行(今はこの言い方しませんよね。苦笑。)列車を急遽特急として利用していました。当然ワーキングセクションもなし。急行以上の列車では通常の席にもついているはずのコンピューター&携帯電話用電源コンセントもなし。


乗った瞬間はかなり落ち込みました。苦笑。
5時間分の予定が急に消えたわけなので、何をしようか途方にくれました。

結局途方にくれている間に列車が発車して、そのまま途方にくれている間に到着しました。途中で本を読んだり、うとうとしたり、考え事をしたり。


意外にあっという間の移動で、自分でも驚いたくらいです。



なんとなくですけれど「移動の時間は無駄にしないようにしないと」と構えてしまっていたのですね、きっと。

よく考えれば、考え事をしたり、ぼーっとしたりする時間も仕事をする時間と同じくらい必要な時間です。少なくとも私にとっては。


コンピューターや携帯電話が当たり前にあって、電源がどこにでもある生活に慣れていくうちに、大切な時間を知らず知らず削ってしまっていました。反省です。


今度の移動ではワーキングセクションではなく眺めの良い2階席を取って、コンピューターを開かずにコーヒー(かビール!?)でも買おうと思います。


↓今回ラッキー(?)なことに巡り会った、鈍行車両でパチリ。

No comments:

Post a Comment