Monday 6 February 2012

決まりました。

皆様、モイ。
よしこです。

昨日、日曜日にヘルシンキの道ばたで撮影した一枚です。



車の雪に書いてあるのは、「2」。

決選投票にもつれ込んでいた第12代フィンランド共和国大統領選挙。
安定した人気を誇るサウリ・ニーニスト(Sauli Niinistö)と第一回選挙から人気に火がついた格好のペッカ・ハーヴィスト(Pekka Haavisto)の二人が主役。そして、「2」はハーヴィストの投票番号です。誰かが「ハーヴィスト!ゴー!」と言っている様子が目に浮かびます。笑。


昨日夜に開票された注目の結果ですが、62.6%の票を獲得したニーニストに軍配が上がりました。
3月1日より6年間、ニーニスト大統領としての任期がスタートします。



投票率が68.8%というのもなかなか手応えのある選挙だったなあという実感ですが、それより目を引くのはハーヴィストの獲得票数。37.4%、1076957票を獲得しました。

都市部のリベラル派若年層にのみ影響力があると見込まれていた彼がここまで票を獲得したこと自体が、次回選挙への布石を感じさせます。もはや都市部だけではない影響力が広まり始めているということです。今日の新聞でもこの点に触れている記事がありました。


現在のタルヤ・ハロネン大統領が女性として大統領の職についた時(2000年)もこれと同じような動きがありました。
ハロネンが選出される以前の選挙(1994年)で女性候補が、決選投票に残る事態になりました。「初の女性大統領誕生か!?」と大騒ぎした結果、結局対抗馬の候補が選出される結末となりました。

その次の選挙では、ハロネンが候補となるも「女性」という面が以前ほど強調されませんでした。(それでもまだ「普通」にはほど遠かったと思いますが。。。)


今回「ゲイの大統領!?移民のボーイフレンド??」と大騒ぎしたこの選挙戦は何かしらの形で将来のフィンランドを形作る土台になっていくのだと思います。


ニーニスト大統領。
活躍が楽しみですね。

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